REPORT

【開催レポート#6】頴娃町合宿 DAY2

2023.07.03
花音

6月24日、25日の二日間は、鹿児島県南九州市頴娃町にて合宿を行いました!
合宿の概要や1日目に行ったことなどは、頴娃町合宿DAY1に記録してあるので、ぜひそちらをご覧ください!

ウグイスの鳴き声と共に始まったMOKUMOKU合宿二日目。

昨晩は、夜遅くまで語り明かしたMOKUMOKU生たち。
今やっていることや悩み事、将来についてなど、普段は話せないけど、ゆっくり時間がある合宿だからこそディープな話ができた様子。

寝ぼけ眼を擦りながら、“鯛の漬け丼”、“鯛だしのお味噌汁”という、なんとも贅沢な朝ごはんを食しました。

朝ごはんで身体も心も満たした後は、ワークショップ2日目の開始!
セッション3のテーマは、「発想力が豊かな人になろう」です!

1日目に行った“ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー”“サウンドスケープ”で課題発見力を身につけました。セッション3では、この見つけた課題へのアプローチ法を学びます!

ここでポイントになったのが、“アナロジー思考”というものです。アナロジー思考とは、“類推思考”とも呼ばれ、二つ以上の物事の共通点を見つけて、目の前の課題へアプローチしていく思考法のこと。
表面的には全く関係ないように見える物事同士でも、機能・仕組み・特性などの構造を理解するすることでどこかに共通点が見えてくる。その共通点こそが課題を解決する糸口になる。

アナロジー思考を実践すべく、昨日からお世話になっているお宿である“ふたつや、” “かこゐ”、姉妹店である“潮や、”にチームで分かれ、“どんな課題を?” “どんな手段で解決?”などを考えました!
『“ふたつや、”は段差が多い。でも、この段差こそが立っている人と、座っている人、互いの目線の均衡を図っている。つまり、これこそ“段差コミュニケーション”なのではないか⁉︎』など想像力を働かせます。

このMOKUMOKU生の考えを受け、株式会社オコソコ代表取締役 蔵元恵佑さんによるフィードバックもいただき、オコソコに託した思いや将来の展望なども伺いました!

午前のワークを終え、お昼ご飯の時間。
頴娃町にある“番所鼻公園”で毎月開催されているキッチンカーイベント。その名も、“絶景ごはん”。フィッシュ&チップス、タコライス、ホットドッグ、ピザなど各々が食べたいものを片手に、開聞岳を望めるスポット。今回は、ここでお昼ご飯をいただきました!

しかし、ただ景色を眺めて終わるのが、MOKUMOKUではありません。
実は、ここにくる前にMOKUMOKU生にはあるミッションが課されていました。
それは、“頴娃町の5年後、10年後の在り方を想像し、そこから見えた課題にどのようにアプローチすればいいのかを考える” というもの。
“開聞岳”や“海の池”を眺めながら、頴娃町の未来に想いをはせた時間でした。

2日間の合宿もいよいよフィナーレを迎えます。
各々が考えた、頴娃町の未来、それに対する課題や手段を発表します。

“地域の人と外部から来た人が交流できるような施設を作る”
“昼も夜も楽しめるように お茶Bar を作る”
など、2日間の合宿を通して、各々が感じたことや考えたことを総動員させ、頴娃町の未来と向き合った時間となりました!

1日目は、普段、気づかずに取りこぼしていた情報をすくい上げる術と、そこから課題を見つける力の育成。2日目は、見つけた課題へアプローチするための考える力の育成。この2日間を通して、自分のこと、他者のこと、頴娃町のことをより理解できたのではないでしょうか。

普段は使っていなかったアンテナを研ぎ澄ませた頴娃町合宿。
また少し、世界が色鮮やかになった二日間でした!


鹿児島県出身の21歳。昨年度、1期生としてMOKUMOKU に参加したのをきっかけに、文章を書くことの楽しさを知る。趣味は、本を読むこと。いつかこの本たちを並べた古本屋をつくることが密かな夢。

この人の記事をもっと見る