INTERVIEW

仲間とともに仕事を楽しむPBOOKMARK 川原智美さん【スポンサーインタビュー第7弾】

学校・学年・専攻の垣根を越え、共に、人生をデザインする術を身につける場であるライフデザインアカデミーMOKUMOKU。実は、頑張る学生を応援してくださるスポンサー企業の方々によって支えられているんです。

スポンサー企業の方々の仕事や人生を知ることで、自分の未来について考える材料が増えるのではないか…?

よって、第2期では、スポンサー企業の方々にMOKUMOKU生がインタビューを行い、記事にすることに挑戦していきます!

記念すべき第7弾は、 “株式会社PBOOKMARK”です!

スポンサー企業のご紹介

株式会社PBOOKMARK”は、「ローカルをもっと面白く!」をコンセプトに、PLAY・PERSON・PASSION・PRICELESSの4つのPをバリューとして、ローカルだからこそ持つ“魅力”を最大化し、ローカルの新しいあるべき姿を作り出している。主な事業内容として、EC運営サポート、制作、カフェ・コワーキング運営を行っている。

インタビューのお相手は川原智美さん

 高校卒業後、地元の企業に就職するなどしてIT系の会社に就職。ネットショッピングの運営・マーケティングを学んだあと、当時のメンバー4人とPBOOKMARKの立ち上げに関わる。現在はPBOOKMARKが経営している、鹿児島県内に4店舗を展開するカフェ _1tree coffeeの運営に携わっている。

PBOOKMARKに関わった経緯

ーーPBOOKMARKの立ち上げに関わったのはなぜですか?

 今までいた会社では、周りにいる大人達が楽しんで仕事している人が本当にいなくて、仕事は仕事って分けている人が多い印象でした。そんななかで、前職のIT企業に転職したときに、楽しみながら仕事をしている人達に出会ったんです。それが今のPBOOKMARKを立ち上げた仲間でした。
 今までは仕事=大変・我慢するものという感じだったけれど、仕事を本気で楽しんでいる人達がいて、初めて仕事が楽しいっていうことに気づいた瞬間でした。

 そんなときに仲間の1人が前職を辞めることになりました。もともと前職の仲間とは、「一緒に何かやりたいよね」って話をしていたので、そのタイミングでそれぞれが前職の会社から独立して、個人事業主として働いた1年後に、株式会社PBOOKMARKを立ち上げました。

 立ち上げのときも、何をするかよりも誰とするかということを中心にして、この仲間たちと何かしたい、一緒に面白いことをしたいという思いで始めました。

ーー川原さんが前職から独立したきっかけは何ですか?

 カフェがしたいとか、起業したいとかは本当に思っていなくて。自分が学んできたことを違うステージでやったらどうなるかな?っていうワクワクとチャレンジで始めました。加えて、そこに仲間がいるっていう安心感もあって、仲間がいたからこそチャレンジしてみました。

ーー_1tree coffeeを始めたきっかけは何ですか?

 今まで学んできたマーケティングをウェブ上ではなくてリアルの店舗でやったらどうなるかっていうチャレンジとしてカフェを始めました。また、隣にコワーキングスペースを作る話が同時に進んでいたので、カフェとの相性もいいかなという思いもありました。

 私自身、飲食店での経験はなくて自信がなかったり不安だったりしましたが、自分がチャレンジしたことやその成功体験が今の自信に繋がっているとも感じています。

今のお仕事について

ーー今のお仕事はどんなことをしていますか?

 以前は全部お店に立っていたこともあったのですが、今は少し現場から離れて各店舗の店長たちの育成や売上を考えることといったマネージャーの業務をしています。

ーーお仕事をするなかで、大切にしていることはありますか?

 フラットな関係性を作るように意識しています。社長だからマネージャーだから偉いとかはなくて、役割が違うだけで関係性としてはフラットで壁をできるだけなくせるようにしています。
 自分自身もフラットな関係性を気を付けて話すようにしているし、そのようにすることで各店舗や他の世代からの意見を取り入れて学びになったり、それぞれが活躍できる環境を整えられたりしているのかなと思います。

ーー4店舗ある_1tree coffeeを見る中で、意識していることはありますか?

 各店舗が何をしたいのか、それぞれの色を出せるようにしています。
 _1tree coffeeでは、店長はアルバイトとか正社員とか関係なく、自分が「この人だ」と思う人に声をかけて店舗の責任者として立ってもらっています。その中で、何がしたいのか、やることを通してどうなりたいのかを考えて出せる場にするようにしています。売上のためにではなく、あくまで成長をする場として、自分の思いを実践できる場として、自分がどうなりたいかを1番に表現できるようにしています。
 
 「ローカルをもっと面白く。」というキャッチコピーがあるんですが、そのなかでもまずは自分が楽しんで、面白く生きること。そして「ワクワクが連鎖する場所」というコンセプトも、自分が楽しむことでワクワクが連鎖していくと感じています。4店舗あるなかで、店長がワクワクしていて、それを見たスタッフがワクワクし、それを見たさらにお客さんがワクワクしていくっていう連鎖が起きる場にしたいなと思ってます。

ワクワクが連鎖する場・楽しむこと

ーー楽しむことについてどのように考えていますか?

 他のスタッフに楽しむってことを言う前に、私自身が楽しもう!と思っています。自分が満たされていない・楽しめていない人は何も与えられないし、キラキラ生きている姿を見せることの方が影響力があると感じています。

 働くことの楽しさを感じたり人生を楽しんだりするためには、色んな経験をすることや楽しむ努力ができることも必要だと思います。楽しむのは決して楽をすることではなくて、山登りの感覚と近いんだけど、大変なこともあるなかでその大変さを乗り越えた先の楽しさっていうのがあるかなと。どんなことでも楽しむ努力をすることで常にいい仕事をすることができるし、大変なことがあってもどうやったらこれを楽しめるかなっていう発想の転換ができるようにするってことを自分でも言っているし、みんなにも伝えています。
 まずは自分のため。そして周りの半径500mくらいの人を幸せにできないんだったら、社会に対しても難しいんじゃないかなと思います。

ーー仕事を楽しむコツは何ですか?

 会社の立ち上げに関わってからやったことないことや初めてのことをやってきて、大変なことはあったけど、これを越えた先にこうなるとか、今の自分からもっと変わってるんだっていうのを自分のなかでイメージをして乗り越えてきたなと思います。ゲーム性も持たせていて、自分の中で勝手にこれをやったらクリアとかちょっと先のゴールを決めて、自己成長に繋がっていると感じることで、できることが増えていっているなと思っています。

 チャレンジすることは嫌いじゃないです。むしろ同じことをしているよりも新しいこと・やったことないことをすることで、「自分はできるのか?」と思いながら、チャレンジすることを楽しんでいます。実際にチャレンジしてみて形になったときとか、お客さんから反応があったときとかはやっぱり楽しいし、自分がやったことに対して何かしら社会や誰かに影響を与えてるとやって良かったなと思います。そのなかで仲間を一緒に巻き込んでやっていくことで、1人だとどうしても煮詰まったり心が押せそうになったりすることも楽しんでできています。
 全部楽しめているわけではないですが、そういう心持ちは大事にしたいなと思っています。

ーー今後の目標を教えてください!

 自分だけでこうしたいというのはなくて、この人のためにこうしたいとかこの人といると楽しそうっていうのはあるので、もっと仲間を増やしたいっていうのはあります。色んなことを話せたりいい影響を与え高められる仲間がいたりすることは個人的にワクワクするので、そんな関係性を作って一緒に何かしていきたいですね。

 会社としては、女性の社会進出とか働くママの働き方の環境を整えていきたいです。_1tree coffeeのスタッフでも、女性が多かったり子どもを育てながら働くママがいたりします。本来なら子どもがいる女性には責任ある仕事は任せられないってところもありますが、_1tree coffeeでは店長を任せている方もいます。工夫したり話し合ったりしながら、働きやすい環境の確立をしていけたらなと思います。

最後に学生に向けて一言お願いします!

 自分に対して、自分が1番期待してあげないとなと思います。
 自分の人生の舵を自分で握って、 決断・判断をしていくことで色んなことに繋がっていくのかなと思うので、まずは自分が自分に期待することが大事だと感じています。
 そのためには、人と話さないと自分のことってなかなかわからない。人と話す中で自分の強みに気付いたり、自分のことを知ってわかってきたりすると楽しくなるんじゃないかな。

インタビューを終えて

 ”仲間とともに仕事を楽しむ” 私がお話を聞く中で感じたキーワードでした。ただ1人でするのではなく、仲間とともに良い環境で働くにはどうしたらいいか。ただ仕事をするのではなく、いかにして仕事を楽しめるか。川原さんのお仕事への姿勢が垣間見えるお話でした。
 そしてそれを川原さん自身が体現しているからこそ、周りのスタッフの方々も、仲間と協力して楽しみながら生き生きとお仕事をされているように感じました。

鹿児島生まれ・鹿児島育ちの抹茶好き大学生。心理学を学んでいたり、コワーキングスペースでコミュニケーター見習いをしていたり。よく緑色の服を着ている。MOKUMOKU2期生として参加。

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