REPORT

【開催レポート#12 】 屋久島合宿DAY2

2023.09.11
ハジメ

8/16。屋久島合宿DAY2は体験活動盛りだくさんな1日となりました!

午前中はリバーカヤックと森歩きに分かれて活動しました。

僕はリバーカヤックを体験しました!今回ガイドをしてくださったのは、島結-SHIMAYUI-代表、ささっちょさんこと笹川健一さん。
漕ぎ方などの簡単なレクチャーを受けた後、実際にカヤックに乗り込み、安房川での小さな大冒険がスタート!

最初はオールでしっかり水をきれているか確かめるように一漕ぎ一漕ぎ。川の上流に向かってカヤックを漕ぎ進めます。
慣れてくると後ろ向きで漕いだり、ほかの人に近づいて水をかけたり。
途中、カヤックを降りて川に入りました。
日差しに焼かれ暑くなった体を冷ますのにちょうどいいと思っていたら、川の水は意外に冷たく、すぐに寒くなりました。

しばらくゆっくりした後、再び、カヤックを漕ぎ進めます。
川幅が広くなり、橋や小さな滝が見えてきました。

少し進んだだけで川の様子が全然違うな。ここはのんびりできるな。と思って漕いでいたら、川幅がどんどん狭くなり、周りには大きな岩が増えてきました。カヤックで進める最後のところまで来るとみんなで写真を撮ることに。みんな集まる中、僕も早く行こう。とこぎ始めたら、あ、ひっくり返る。と思った次の瞬間、バシャーン!
バランスを崩し気づいたら水の中。足はつかないし、流されるし、どうしようかと少し不安でしたが、すぐに助けてもらい一安心。

帰りは川原で休憩を挟み、パンと屋久島茶をいただきながら、ささっちょさんのお話を伺いました。元々東京出身のささっちょさん、旅行で屋久島を訪れた際、その大自然に魅せられて移住されたそう。現在は、屋久島でガイドやカメラマンなどのお仕事をされていて、話の端々から、屋久島の自然を愛する気持ちを感じとることができました。

初めてのリバーカヤックでのいろいろな貴重な経験。また、ささっちょさんのお話を伺うことができ、雨の日の閑散とした川の様子も見てみたい、川に入り込んできたウミガメにも遭ってみたい、なにより、カヤックまたしたい!とワクワクがとまりませんでした!

お昼はみんなでパンを食べた後、
午後はレザークラフトとアロマスプレー作りに分かれて活動しました。

僕はレザークラフトを体験しました。レザークラフトは屋久島のariga-toさんで牛革にヤクシカのレザーワッペンのボタンをつけたコインケースを作りました。
まずは、牛革とワッペンの色を選ぶところからスタート。
そして、実際に作り始めて触れる素材や工具ひとつひとつに、皮はしっかり硬いんだ、木槌はけっこうずっしりしているなと新鮮さを感じました。
また、糸を通す穴を開けるための木槌の一振り、ワッペンを糸で縫い付ける、不器用ながらも進めた作業の全てが感覚を研ぎ澄ますものでした。

最後に完成したものを見比べてみると、同じ材料で、同じ過程で作っているはずなのに、作った人の個性やこだわりが現れていてとても面白かったです。


2日目最後の活動はビーチクリーンでした。

屋久島で多方面に活躍されているしんペーさんこと藤本新平さんにビーチクリーンの活動を教えていただきました。
しんぺーさん曰く、継続することが重要とのこと。
これはつまり、”頑張った”という記憶が残ってしまうと”頑張った→疲れた→やりたくない”のサイクルが生まれてしまい活動がすぐに終わってしまう。そうではなくて、”楽しむ”ことで、”楽しかった→もっと拾いたい→またやりたい”のサイクルが生まれることによって、継続することができる。
だから、楽しみながら、ビーチクリーンをしました!

今日はゴミ全然ないかも、と聞いて活動を始めましたが、ビーチには、ペットボトルや缶、漁網や浮きなどのゴミが落ちていて、時間内に全てを拾いきることができず、これでも少ない方なんだ!と少し驚きました。
拾い終わって、ゴミを仕分ける作業をしているときに、実は生活のゴミより漁船関係のゴミの方が多いことに気づきました。
このゴミは人間の”魚を食べたい”という欲が生み出したゴミなんだよ。
その一言を聞き、他人事じゃないんだ、自分事なんだと強く感じました。

2日目はいろいろな体験を通して、屋久島で暮らしている方々のお話を伺うことができました。
屋久島が大好きで、魅力溢れる屋久島をさらに良くしようとしている人がこんなにもいるんだ!
これが屋久島合宿DAY2最大の発見であり、知らない世界を知ることができ胸が躍りました。
そして、また屋久島行きたい!と思う体験がたくさんできた2日目となりました。

鹿児島大学理学部理学科数理情報科学プログラムの3年生。数学が嫌いなのに数学を勉強しているらしい。

この人の記事をもっと見る