8/17。屋久島合宿もついに最終日、DAY3になりました。
前日の夜も深夜帯まで話し込んでいた人もちらほら居て・・・
屋久島での時間を1秒でも長く楽しもうとしているみんなです。
そんなみんなと屋久島合宿最後のコンテンツの場所へ。
屋久島空港にほど近いお土産やさん、「ぷかり堂」。
ぷかり堂ではオーナーである荒木政孝(あらき まさたか)さんにお話を伺いました!
お話をする場所として向かったのは、なんと森の中!
舗装されていない土の上を歩く。
ぬかるんでいないか、滑らない地形か、木が危なくないか、といった自分の五感に頼った主観。
「目の前でともくんが川に落ちた!」「はじめんが滑った!!」といった他者の状況。
森が与えてくれるありのままの自然に対して、等身大の自分で判断して答えていく。
それは幼い頃に「探検だー!!」と言って森を歩いていたことを思い出すような時間であって。
あの頃の童心と、少し大人になったことで知った森の偉大さ、自然の凄さ。
過去・現在・未来の自分自身と対話できるような空間に出会ったMOKUMOKU生たちでした。
とはいえ先日の台風の影響で、森が少し荒れていたので森の入り口でお話を伺うことに。
旅の余白をデザインするお土産屋
「ぷかり堂」
屋久島へ旅行しにきた人が最後に訪れるのがお土産屋さん。
「雨に降られた旅行になった人もいい思い出になるような、最高の旅行になった人はもっと楽しむことができるようなお土産屋さんに。」
そう考える荒木さんは「旅の最後を笑顔で飾ろう」ということを大事にされています。
昼の飛行機で屋久島から立つ人は、どうしても朝2,3時間暇な時間ができてしまう。
荒木さんはこのような旅の空白の時間を【旅の余白】と考えています。
その時間を、学べて・味わえて・作れて・買える時間になるような新しい場所づくりも準備中とのことでした!
オーナー・荒木政孝さんについて
ぷかり堂についてのお話の後は、荒木さんのバックグラウンドについてお聞きしました。
元々、旅行が大好きだった荒木さんは旅行会社に勤めていました。
しかし旅行会社の視察の過程で屋久島と出会い、島の人と仲良くなっていく中で屋久島が大好きになったのだそう。
(確かに屋久島の話をしている荒木さんはとても楽しそうです!!)
旅行会社をやめて屋久島に移住してきたときに気づいた課題が「オーバーツーリズム」。
入島規制をしないと屋久島ならではの自然は荒らされてしまう。
一方で入島規制をすると売り上げが上がらなくなってしまう。
どうしても対立してしまう問題に荒木さんは直面しました。
今までは「島外の視点」からしか見ていなかったことに気づいた荒木さんは
屋久島の人達が大事にしている価値をどうにか発信できないか。と思うようになったそうです。
発信のツールとして荒木さんが考えたのが「安房マップ」
安房マップは単なる地図としての役割だけではなく、安房の人を紹介できる、【誰かの想いを発信できる】ツールでした。
荒木さんは、安房マップ制作の過程を経て
「僕が思う屋久島ではなくて、みんなが思う屋久島像を描いていけるように・作っていけるようになりたい」
と強く思うようになったそうです。
島外の視点だけでは気づかなかったこと、屋久島に住んでわかったこと、観光業の実態などを臨場感たっぷりにお話いただきました!
お話を聞いた後はみんなで先ほど入った森の活用方法についてブレインストーミングを行うことに。
「森をどういう風に活用するか。」
2人1組になって話し合いながらブレインストーミング。
(先ほどの森はぷかり堂の施設になるのだそう・・・!その森の活用法を考える時間!)
同じ森の活用方法でもターゲットにする層が違ったり、方向性が全く違ったりして、本当に多種多様なMOKUMOKU生だなぁ、と改めて感じる機会になりました!!
ブレストの後は、ぷかり堂で実際にお土産を買いに!
お土産品だけではなく、地ビールや屋久島茶を利用したアイスなども販売されているぷかり堂。
MOKUMOKU生みんな目を輝かせながら時間の許す限り買い物を楽しみました!
ぷかり堂で心ゆくまで買い物を楽しんだMOKUMOKU一同は、ついに屋久島を後にすることに。
楽しかった屋久島合宿の3日間。
もちろん楽しいだけでなく、節々で「問い」とぶつかって。
笑って、泣いて、ぶつかって、そして笑った屋久島での大切な思い出。
これからの「私(たち)らしさ」の道しるべになるものが散りばめられた3日間でした。
お話をしてくださった屋久島のみなさん、、一緒に楽しんだMOKUMOKU生のみんな
ありがとうございました‼️☁️🌳